ブラックストーンもフォートレスも拒否する道を選んだユニゾ

HISのユニゾTOB価格より株価が高値推移、これは厳しいかも

「ユニゾ株」高値推移、HISの思惑外れる?

ホテル事業やオフィス賃貸事業を手がけるユニゾホールディングスに対して、旅行大手のHIS(エイチ・アイ・エス)が7月11日から実施中のTOB(株式公開買い付け)の成り行きに注目が集まっている。ユニゾ株価がTOB価格の1株3100円を上回る高値圏で推移し、このままでは8月23日を期限とする買付予定数の上限(所有割合40.21%)に届かない可能性が高まっているためだ。
https://maonline.jp/articles/unizo_his_tob201907

HISがユニゾHDに対して行なっているTOBですが、TOB価格3100円を現時点で400円程上回っており、この調子で期限を迎えるとHISのTOBは少々厳しい感じとなっています。HISがTOB価格を変更する可能性はありますが、それを含めて考えても市場価格が何気に高い。

ユニゾHDは割安株として知られていた様ですので個人が買っているのか、それともやっぱりみずほが出てきてしまったのでしょうかね?

このHISによるユニゾTOBの前には、廣済堂TOBの件でも澤田HDが株式を保有していたため名前が挙がっていた澤田会長兼社長。

思惑外れるというか・・・思惑通りというか・・・

ユニゾHDがHISに反対意見表明、敵対的TOBへ発展

HISによるユニゾHD株式のTOBで、ユニゾHDがHISのTOBに対し反対意見を表明しました。

いくつか反対理由が記載されていましたが、最もな理由は信頼関係がない事でしょう。

さて、それはともかくとして週明けの全面安展開でも全く株価がTOB価格まで下がる様子がないユニゾ株価。

なんか居ると思ったらエリオット・インターナショナルが保有割合5%超えたと報道がありました・・・なんか凄いの出てきちゃって・・・

ユニゾHD株価大幅高に、HISのTOBからエリオット買増しに野村證券も大量保有の様相

ユニゾホールディングスの株価が大幅高となっています。

HISがユニゾHDへTOBを実施してからというものユニゾHDの株価は上昇していますが、今回の株価は一段高となり終値で3720円とつけている。

HISのTOB価格が3100円である事からも分かる通り、HISのTOBに対抗している。

ユニゾHDの株式を買い増しして大量保有しているのはエリオットインターナショナルで、先日から何度も買い増しをしており現時点の保有比率は8.79%。更に野村證券もユニゾHD株を買っており現時点で5.08%と大量保有している事が明らかになっています。

一方のHISは保有割合が先週時点で6.62%となっており、TOBへの応募が少ない事が分かる。
期限まで後10日ですのでたとえTOB価格を引き上げてもTOB不成立の可能性が高く、HISの株価も他の要因と併せて下落している。

問題はエリオットと野村證券が何をしたいのかによるのですが、単純にTOB価格の引き上げなのかユニゾ買収したいのか現状全く声明が発表されていませんが、ユニゾが複数企業から買収提案を受ける可能性が高いため特別委員会で提案について諮問すると発表しており、どうやら買収目的だった様子。

ユニゾはHISの敵対的TOBを受けて幾つか資産売却を行なっていますが、まさかこんな事になるとは思ってはいなかったでしょうね。
HISの思惑もユニゾの思惑も外れたという感じでしょうか。

ユニゾ株価が更に一段高、ホワイトナイトとなったフォートレス・インベストメント・グループのTOBに賛同しHISに対抗

ユニゾ、ソフトバンクG系投資会社のTOBに賛同-HISに対抗
敵対的な株式公開買い付け(TOB)を受けている不動産会社のユニゾホールディングスは16日、ソフトバンクグループ傘下の投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループが1株4000円で行うTOBに賛同すると表明した。両社は、先にTOBを仕掛けた旅行大手エイチ・アイ・エスに対抗する。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-15/PWAXX36TTDS001

ユニゾHDの株価が4100円を越えており、先日の大幅高から更に一段高い株価となっています。

株価が上がった要因はユニゾHDがHISのTOBに対抗し、フォートレス・インベストメント・グループが実施する1株4000円のTOBに賛同する事を表明したからです。フォートレス・インベストメント・グループはソフトバンク系列の投資ファンド。

フォートレス・インベストメント・グループは今年に入ってから今後4年間で日本国内のホテルや不動産に4000億円規模の投資を行う事を発表しており、今回HISとユニゾの対立を見て参入してきたかどうかは分かりませんが、ユニゾとは友好的なTOBとなっておりホワイトナイト的な立場となっています。

フォートレスはユニゾ株式を最大100%買い付けて完全子会社化する予定としている。

ユニゾ株を大量保有したエリオットは今回は投資目的としており、状況に応じ物言う株主となるらしい・・・
野村證券はちょっとよく分からないですが多分同様と思われますね。

今後のHISの出方が気になるところですが、やはり厳しいか・・・
HISのTOBに応募した方はちょっと残念、いや、かなり残念でしょうかね・・・1000円も高いとは。

HISのユニゾTOBに応募ゼロで撤退も、終わりではなく未だ何やらおかしな動き

HIS、ユニゾへのTOB「応募ゼロ」と発表
エイチ・アイ・エス(HIS)は24日、不動産会社のユニゾホールディングス(HD)に対するTOB(株式公開買い付け)で株主から応募がなかったと発表した。1375万9700株(発行済み株数の40.21%)を買い付ける予定だった。敵対的TOBとなっていたが、ユニゾHDの株価がTOB価格を上回って推移していたほか、ユニゾHDが米投資ファンドと組んで始めた対抗TOBなどが響いた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48961690U9A820C1EA5000/

HISがユニゾホールディングスに対して行ったTOBへの応募がゼロだった事を明らかにしています。

HISは今回のユニゾHDに対するTOBから撤退する事となり、一連のユニゾHDを巡る株式の動きも落ち着くかに見えた。

ユニゾHDに対してはフォートレスがホワイトナイト的な立場でTOBを実施しており、その他にエリオットや野村證券が大量保有している事が明らかになっています。

そのフォートレスのTOB価格は1株4000円、先週末時点でユニゾの株価は4000円を大きく超えており4335円・・・これはおかしい。まるでHISがユニゾへのTOBを発表した時の株価の動きと似ている。

フォートレスは完全子会社化を目指しているが、エリオットは状況によっては口を出すとのことで株式を売るつもりは無さそうですから、ここら辺でしょうか。

ユニゾTOB終わりそうにない、いちごアセットも大量保有、HISは株価次第で再TOB示唆

HIS、ユニゾHD株の対抗TOB「応募は株価注視し決定」
エイチ・アイ・エス(HIS)は28日、同社が保有するユニゾホールディングス(HD)株に対する今後の方針を発表した。ソフトバンクグループ傘下の米投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループが実施するユニゾHDへのTOB(株式公開買い付け)について「応募するかは株価の推移を注視しつつ決定する」とした。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49095670Y9A820C1000000/

ユニゾホールディングスを巡る一連のM&Aが終わる気配がない。

HISの敵対的TOB、ホワイトナイトとしてフォートレスが対抗TOB、HISは撤退、で終わるかに見えたが、前回書いた通り株価がおかしい。

そんな中、HISが今後の動向を発表しており、フォートレスのTOBに応募するかは株価次第とし、TOB期間中は買い増しはしない予定だが、フォートレスによるTOBが不成立となった場合はHISは再TOBを実施する可能性を示唆しています。

実際問題としてフォートレスのTOBも不成立となる確率が高く、明らかに株価の動きがおかしい。

HISとフォートレス以外として、大量保有報告書ではエリオット、野村證券の他に、いちごアセットマネジメントが5.56%保有した事が明らかとなっています。

これは近年稀に見るM&Aの様相となっており、澤田さんが述べていた様にユニゾの以前の株価は単なる割安ではなかった事になる。

以前にも書いたが澤田さんは、こうなる事を分かっていた上で仕掛けたのかもしれません・・・

ユニゾ株価下がらず、TOB価格引き上げかHISの再TOBか

ユニゾホールディングスの株価が下がらない。

フォートレスは公開買付代理人を大和証券に加えてSMBC日興証券も追加する事を発表していますのでTOBに応募がない訳ではない、もしくはTOB価格引き上げ準備でしょう。

先日の大量保有報告書では野村證券が1%弱ほどの株式売却を報告しており、こちらは売却益目的の様だ。

残るはエリオットといちごアセット、HISも再TOBする可能性も示唆しており諦めてはいないでしょう。

TOB価格引き上げをするにしても、フォートレスのTOB資金は発表によるとエクイティ375億円、ブリッジ1000億円のローンでありユニゾは更に嵩むことになる。そういえばユニゾは少し前に資産売却をしていましたが何の資金を用意していたのでしょうか?となると・・・やはり心配である。
完全子会社化からの再上場は外資系ファンドお得意の手法であり、HISのTOBへの反対意見とフォートレスのTOBへの賛成意見を見比べると・・・やはり心配である。

ユニゾは一体何がしたいのか見えてこない。

MBOもそうですが、昨今の様なTOB事例が続くと規制される恐れがあるので気を付けた方が良いのではないでしょうか。色々と無視し過ぎている。

エリオット対フォートレスの構図となったユニゾHDへのTOBが期間延長へ

ユニゾホールディングスを巡るTOBですが、エリオットが買い増しを2回行い保有割合を11.98%へと増やしていることが大量保有報告書で分かります。

当初はHIS対ユニゾであったTOBもHIS対エリオットに変わり、HISのTOBが不成立となると、フォートレスがユニゾと組みTOBを実施したが、今度はエリオット対フォートレスへと対決の主役が完全にエリオットになってしまっています。

そんな中、フォートレスが10月7日迄TOB期間を延長する事を発表しています。
期間間際にTOB価格引き上げを狙う短期決戦かと思いましたが、どうやら様相が異なっています。
みずほ系企業もTOBに応募していないのでしょうかね。

TOB不成立となるとHISが再TOBを実施する事を示唆しており、ちょっと株価の予測がつかず適正株価も良く分からなくなってきました。
野村が少し売却しておりエリオットが買い増し出来ている事から、ここら辺ではある様ですが・・・。

簡単には終わりそうにありませんが、ユニゾは今後資金の用意と身の振り方を考えなければならなくなりますね。

ユニゾ株式争奪戦にバークレイズが参戦、株価も上昇しTOBも殆ど無視

ユニゾホールディングスの株式争奪戦にバークレイズ証券が参戦しています。

大量保有報告書には6.19%の保有割合を購入したと発表しており、数日前から上昇中のユニゾHD株価の原因はこれだったと推測できます。
ついでに野村證券も以前売却した割合近くに買い戻しています。

更に急上昇しているユニゾ株価、またどこかが購入している訳で適正価格が分からなくなっています。

ここまでTOB価格を無視されると、どうしようもないですね。
10月7日までにどこまで釣り上げるか競争にも見えます。

ユニゾがフォートレスTOBによる買収提案と応募推奨を撤回し他ファンドからの買収提案も拒否、HISはユニゾ株を売却へ

ユニゾを巡る動きが一段と激しくなっていますが、ユニゾホールディングスがフォートレスのTOBによる買収とTOBへの応募推奨を撤回する事を発表しました。

方針が二転三転しているユニゾですが、TOB価格を5000円へ引き上げる提案をしていたがフォートレスからの返答はなく、買収後の方針を巡ってフォートレスに対しての信頼が無くなったとのこと。HISの時も同じ事を言っていましたね。

更にグローバルに認知されている世界最大級の投資ファンドからの買収提案はTOB価格を5000円に引き上げ。それも拒否しています。
世界最大級の投資ファンドが何処かは明記されていませんが、エリオットかバークレイズでしょうか。

相当HISが嫌いな事が分かりますが、そのHISは既にユニゾ保有株を殆ど売却しており再TOBもない様子。
フォートレスも大江戸温泉物語買収で名前が挙がっており、ユニゾ争奪戦に勝ち目がないとの判断でしょうか。

ここまでの展開になるとは思ってもいませんでしたが、これ以上は・・・。

ブラックストーンもフォートレスも拒否する道を選んだユニゾ

ユニゾがフォートレスを選んだ理由

ユニゾホールディングスがフォートレスのTOBに反対を表明し買収を留保しましたが、フォートレス以外にも世界的な海外ファンドから買収提案があったが拒否した事を発表しています。

ユニゾはフォートレスへTOB価格を5000円へ引き上げる様に要請したが返答がなかった、一方の世界的に有名な海外ファンドはTOB価格5000円での買収提案があったとしている。

ユニゾはフォートレスと世界的に有名な海外ファンドを比較した結果フォートレスを選択し、TOB成立が怪しくなるなる中、フォートレスに対して向こうが5000円で買収提案してきたから引き上げてくれと要請したが無視されていると言う感じでしょうか。

ユニゾへ買収提案したブラックストーン

なぜ無視されているのか?答えは日経記事に書いてありました。

ユニゾHD、買収条件の再検討要請
ユニゾHDは別の米投資ファンドから9月に入り新たな提案を受けたことも明らかにした。関係者によると、米投資ファンドのブラックストーンとみられる。5000円のTOB価格で全株取得を目指す内容だった。ただ従業員の雇用を確保する仕組みが十分でなく、買収提案は受け入れられないとして、27日の取締役会で反対を決めた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50313500X20C19A9TJC000/

なんとユニゾに買収提案をしていた世界的に有名な海外ファンドとは、ブラックストーンの事でした。
漫画の三国志であれば「げえっ関羽」と言いたくなるレベルではあり、ユニゾがテンパっている理由も納得できました。
HISでワイワイ言っていた夏が懐かしいですね。

ブラックストーンとフォートレスとブラックロックと

ブラックストーンとフォートレスは中国安邦保険集団が日本の不動産売却を実施するに伴い購入応札を繰り広げています。
ブラックストーンとフォートレスときたらブラックロックですが、バークレイズがユニゾ株を購入している事からも分かる通りですね。
そしてエリオットですから、ユニゾがテンパってしまうのも無理はないが、何故HISを蹴ったのかは不明。

ブラックストーンの積極投資先は物流

さて、そんなブラックストーンはCICの呪縛から解き放たれ活発的に動いています。
近年成立した買収案件には殆ど加わっており、今度はコロニーの倉庫部門コロニー・インダストリアルを約6380億円で買収しています。

ブラックストーンは物流施設や物流用地買収を積極的に行なっており、日本でも多くの物流関連買収を行なっています。

中国はブラックストーン株を売却しましたが、ブラックストーンは中国企業の買収を強化しており、PayPalが中国のGoPayを買収した事で何やら加速しそうな勢いです。

ブラックストーンは物流に熱を入れる前にはホテル事業への投資に熱を入れていた時期がありました。
ヒルトンも買収していましたが売却し、その他ホテルも売却しており、ユニゾはその点を危惧したのかも知れません。

ユニゾに新たなホワイトナイトは出現するか?

ユニゾは買収されたくなく独立経営を維持したいという意見もある様ですが、徐々に比率を増やしているファンドに対していつまでもつのかは分かりませんが、取り合っている内は未だ大丈夫と言える。

今後、新たなホワイトナイトでも現れない限り延々と続くでしょうから、いかに高値で売却するかも視野に入れた上で考えても良い時期かも知れません。

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