人材の引き抜きが活発化、人材流出は技術の流出

人材の引き抜きが世界的に活発化しています。

AppleがARMからマイク・フィリッポ氏を5月から迎え入れていた事が明らかになっています。

AMDからIntelへ、そしてARMからAppleへと渡り歩いているマイク・フィリッポ氏。

Appleは以前からARMベースのMac開発が噂されており、今回のマイク・フィリッポ氏を引き抜いた事で現実味を帯びています。

Apple、ArmのトップCPU設計者を引き抜き
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1906/27/news058.html

人材の流出は技術の流出と同じですから、人材流出の防止を各企業とも講じていますが、人材が引き抜かれてしまいます。

Appleを含めGAFAと呼ばれる巨大IT企業でも引き抜き合戦が繰り広げられている事は以前から知られており、表面上は人材の引き抜きを行わない協定を結んでいながら裏で引き抜き合戦をしており協定も形骸化していることは以前書いた通り。

チームごと引き抜かれる恐ろしい現実、人材引き抜き合戦の先に有るものは・・・
http://newjob.wpblog.jp/article/446723392.html

人員削減と人材引き抜き

ここ最近、世界各国でリストラによる人員削減を行なっている報道が多く出ていますが、リストラでは人員削減と同時に新たな人材を獲得する事も目的の一つです。人員削減すると同時に人材採用を行います

国内でも希望退職が多くなっていますから、人材の引き抜きに余念がないことでしょう。

人材引き抜きの防止策

人材引き抜きの防止策としては報酬の引き上げや裁量の拡大、要は出世させる事で防止策としていますが、会社に不満がある場合は根本的な解決にはなりません。

更に、前述のマイク・フィリッポ氏の様に優秀な人材は相応の地位に就き、相応の報酬を得ていますが、それでも転職する理由は何だと思いますか。

優秀な人材はわがまま

優秀な人材はチャレンジする意欲に満ちており、自分のやりたい事と一致した場合は引き抜きに応じる場合があります。アレやりたいコレやりたい、俺はもっと出来る!要はワガママなのです。

こうなると報酬や地位・肩書きではないので引き留め防止策は無意味となります。

そんなに人材の引き抜きがあってよく市場が崩壊しないな・・・と思われる方も多いでしょう。

そこは転職が当たり前の業界であって、プロジェクト単位で人材の流動性が高まる時期があるのです。そこを間違えるとたとえ米国でも裏切り者扱いされます。

日本の企業でも人材引き抜き防止

国内では終身雇用による安定性があり、人材引き抜き自体を裏切り行為と捉えていましたが、今や転職する人も多くなり、過去に人材流出で技術も流出した企業もあるため、報酬アップや昇格で引き留めをするよりも人材を引き抜く方に力を入れている企業も出てきています。

しかしながら、プロジェクトを完遂しないうちから報酬に釣られて転職する人も多く、新規プロジェクトの予定がない内から引く抜く企業もあり、なかなか上手くいっていないヘッドハンティングも多いです。

前述の通り、世界各国で人員削減からの人材引き抜きが開始されていますので、転職者も企業側ももう少し戦略的に引き抜かれ引き抜きを行いましょう。

人材の引き抜きと転職エージェント

人材を引き抜くヘッドハンティングと、転職エージェントを混同している方が多いですが、異なる業務です。

ヘッドハンティングの特徴

ヘッドハンティングの特徴は、欲しい人材が決まっており、ヘッドハンターにあの人材が欲しいので引き抜いて欲しいと依頼します。

大抵はライバル会社の優秀な人材が対象となる事が多く、ヘッドハンティングの仕方はヘッドハンターによって様々です。

連絡先が分かっていたり、付き合いがある人材であるならば、ヘッドハンターを利用しない事もありますが、それも引き抜き行為にあたります。

ヘッドハンターを利用したい場合は、人材担当者がヘッドハンターとなります。

転職エージェントの特徴

転職エージェントの特徴は、転職エージェントに登録している人材と、転職エージェントに登録されている求人をマッチングする事です。

あの会社のこの人材が欲しいではなく、こんな人材が欲しい会社と、こんな会社に転職したい登録者をマッチングする訳です。

転職エージェントの特徴は、『転職に役立つおすすめ転職サイトと転職エージェントの比較と評判』も見て下さい。

転職エージェントは人材を引き抜く訳ではない事を知っておけば良いでしょう。

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