長期失業者は氷河期世代と超氷河期世代に偏っている

男もつらいよ、労働市場から消える働き盛り-遠い1億総活躍
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-29/OCIHU96K50Y101
先日、1億総活躍時代には程遠いと言う記事が有りました。
日本の失業率は低いが、25~44歳の就業者数は1466万人と48年ぶりの低水準を記録しており、総務省労働力調査、日本銀行レポート、大和総研レポート何れの調査でも長期失業者は25~44歳、即ち就職氷河期世代と超氷河期世代に偏っている事が分かる。
バブル崩壊後の90年代に比べて男性の失業者は約5倍にまで増加しており、バブル崩壊後の失われた20年、そして金融危機による不況、この時代に就職活動していたのが今の25~44歳ですので、失業者が多い理由は言わずもがな。
今は求人も増えたから働けばいいじゃん!と言う方もいらっしゃると思いますが、事態はそう簡単では無くなっている。
まず求められる能力が今と昔では全く異なり、同じ職種で再就職しようと求人サイトを見て諦めてしまうパターンも多い。
レポートにも、製造業で失業した人が同じ製造業に転職出来なくなっており、それに加え上記の様に時代の流れについて行けなくなってしまった人が長期失業者となっているケースが多い。今後ロボット化が進むことにより、更に同業種・同職種での再就職は難しいかも知れません。
40代や50代の長期失業者は上記理由は分かるが、20代や30代は若いのだから転職も可能でしょう?と思われますが、こちらもレポートでは親が生活費を出すニートになっている場合が多いとなっている。
衣食住が確保されており、短期間での転職ではなく、長期的に仕事を探しているケース。本当に仕事を探しているかは不明ですが、失業者における世帯主の子は短期失業者で4割、長期失業者で5割を超えている。
こうなってしまうと前述の通り事態はそう簡単では無いことが分かって頂けると思います。
人手不足の影響で未経験可、年齢不問、学歴不問で求人採用を行っている企業も多くなっていますが、それでも求職者が集まらないのは、こういった理由が有るからと考えられる。ですから年収が高い人はより年収の高い企業へ転職しており、一層格差は広がるでしょう。
自治体や団体などが対策に乗り出していますが、新たな労働力の頼みの綱は現在のところ女性、再就職の主婦とシニア世代、そしてロボット。
ロボットを導入する業界では、やはり同業界の同職種で転職する事は難しくなります。
企業側も単純にロボット導入するのではなく、多方面での育成が必要になりそうですね。

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